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きょうは「干潟・湿地を守る日」

1997年4月14日、九州有明海の諫早湾が外海から閉ざされました。閉め切られたその海域の広さは干潟を含め約3,500ヘクタール。293枚の鉄板が海に突き刺すように落とされ、全長約7キロメートルの「潮受け堤防」はわずか45秒で完全に閉め切られてしまいました。(下記の航空写真は諫早湾。閉め切られているのがわかりますよね。)

「約3,500ヘクタール」というのはどのくらいの広さでしょう?…これは平方キロメートルに直すと「約35平方キロメートル」。「東京都杉並区」の広さに匹敵します。(杉並区の面積は34.02平方キロメートル。)

では「全長約7キロメートル」というのはどのくらいの長さでしょう?…これは新宿駅から以下の駅までの直線距離に匹敵します。

  • 秋葉原駅
  • 荻窪駅
  • 目黒駅
  • 板橋駅

閉め切りから10年が経ちましたが、諫早湾はいまだに外海から閉ざされたままです。潮の満ち干が途絶え海水が入らなくなった干潟は干し上げによる陸化が進み、また、調整池などの水域では淡水化や水の汚染も進んで、かつての豊かな自然は見る影もありません。国内でも最大級の渡り鳥の渡来地を、こんなふうに失ってしまったことは、日本にとって、またアジアにとって非常に悲しいことです。

この悲しさを忘れず、諫早を忘れず、全国の水辺環境の回復や保全を進めていくため、日本湿地ネットワーク(JAWAN)をはじめとする国内の自然保護団体は、4月14日を「干潟・湿地を守る日」と定め、全国的なキャンペーンを展開しています。日本野鳥の会東京支部もこの趣旨に賛同し、4~5月の水辺環境での観察会を「干潟・湿地を守る日イベント」として開催しています。ぜひお気軽にご参加ください。

(詳細は左の「カテゴリー」欄の「1..イベント開催情報」・「2..毎月やっているイベント」をご覧ください。)

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