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葛西臨海公園を守ろう!
オリンピック競技施設建設計画の見直しを
都知事・都議会・招致委員会に陳情しました。

2016年オリンピック・パラリンピック競技大会の開催に東京は立候補をしていますが、その「競技会場プラン」の中に、葛西臨海公園内における、カヌー(スラローム)競技場建設計画のあることがわかりました。
葛西臨海公園は都内有数の野鳥生息地です。
日本野鳥の会東京支部では、東京での開催が確定してしまう前の早い段階で対応すべきと考え、建設計画の見直しを求める陳情書を、東京都知事に提出いたしました。また、東京都議会および東京オリンピック・パラリンピック招致委員会へも、同様の文書を提出しました。同時に、東京都議会の各会派へ、建設計画見直しへの協力を要請いたしました。

東京オリンピック・カヌー(スラローム)競技場建設計画の見直しを求める陳情
2009年8月18日提出

東京都知事 石原 慎太郎 殿

郵便番号160-0022                 
東京都新宿区新宿5-18-16 新宿伊藤ビル3階
電話番号:03-5273-5141             
日本野鳥の会東京支部 支部長 中 村 一 也

2016年東京オリンピックのカヌー(スラローム)競技場は、葛西臨海公園の自然豊かな樹林を壊して建設するのではなく、自然を破壊することのないよう、近隣の遊休地などに建設して頂きたい。

日本野鳥の会東京支部は、葛西臨海公園開園以来、毎月、当公園での野鳥観察会を開催し、当公園で確認できた鳥類の種類を記録してきた。その結果、当公園では過去15年間に175種類もの鳥類が確認された(資料-1)。東京都内、特に23区内においてこれほど多くの鳥類が生息する地は他に無く、これは葛西臨海公園が都内有数の自然環境を有する場所であることを示している。

特に、海岸線の森林がほとんど残っていない東京湾奥部において、当公園の西側地域に広がる林地は非常に貴重な環境である。日本野鳥の会東京支部は、当公園で記録された鳥種のうち45%が水鳥ではなく山野に生息する種類であることを確認しており、また、その多くが渡り鳥であることから、この林地が渡り鳥の休息場所として重要であることを確認している。この林地を破壊し消失させることは、渡り鳥の「渡り」の生態を歪め、国境を越えて生息する鳥類の生態を脅かすことに他ならない。それは環境保護優先を掲げ「緑のオリンピック」を謳う東京オリンピック・パラリンピックの思想に、明らかに反している。

日本野鳥の会東京支部は、東京でのオリンピック・パラリンピックの開催に反対するものではないが、大規模な緑化事業の陰で、貴重な既存の緑を破壊してまで競技施設を建設する行為を看過することはできない。

東京オリンピックのカヌー(スラローム)競技場の建設は、近隣の遊休地を利用するなどし、葛西臨海公園の貴重な自然を破壊することのないよう、計画の見直しをお願いしたい。

以上

添付:資料-1(葛西臨海公園野鳥観察会鳥類記録リスト

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9月5日(土)多摩川河口+Young探鳥会

集合: 京浜急行大師線小島新田駅 午前9時30分
     京急川崎駅から大師線で約10分。京急川崎駅発9:05または9:18が便利。
解散: 午後2時頃に現地にて
参加費: 200円(保険料を含みます。18歳未満の方は無料です。)
持ち物: 飲み物・riceballお弁当・帽子(熱中症予防のため!

カニやゴカイなど、たくさんの底生生物が棲んでいる多摩川河口干潟。ここは、干潟の鳥の重要な「渡りの中継地」になっているので、秋の渡り真っ最中sign01のこの季節は、シギやチドリでいっぱいです。
今年生まれの幼鳥の姿も目立つ季節ですから、成鳥との羽衣の違いを観察するのもよし。みなさんお誘い合わせの上ぜひお越しください。お友達連れ、お子さん連れ、お孫さん連れ、初心者の方も、ベテランの方も大歓迎の探鳥会です。

dangerご注意

  • sun晴れると日差しは強烈です。干潟は日陰もありません。日焼け熱中症には十分に対策をしておいでください。特に、飲み物は多めにお持ちください。こまめに水分を補給することで熱中症を防ぐことができます。

annoyところで、この多摩川河口に、羽田空港との連絡道路を作ろうという構想があることをご存知でしょうか。多摩川河口の自然にとって脅威になりかねない由々しきng計画です。日本野鳥の会神奈川支部の「多摩川河口と神奈川口構想のページ」が詳しいので、この機会にぜひそちらもご覧ください。

annoy東京湾奥部は、野鳥を指標とした国際基準をもとに、アジア地域のシギやチドリの生息にとって重要であることが確認され、IBA(Important Bird Area:重要野鳥生息地)に選定されています。もちろん多摩川河口干潟はその中にあります。日本のIBAについては(財)日本野鳥の会の「Important Bird Areas in Japan 翼が結ぶ重要生息地ネットワーク」に詳しく紹介されています。また、IBAとしての東京湾奥部については同サイトの「IBAサイトの詳細 東京湾奥部」に解説が載っています。ぜひこちらもご覧ください。

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石神井鳥獣保護区の指定期間更新に賛意を表明しました。

昭和34年から東京都練馬区石神井公園付近一円に設定されていた「石神井鳥獣保護区」の指定期間(20年間)が、この10月2日で満了となります。東京都はこれからもこの鳥獣保護区を存続させる意向ですが、これについて、日本野鳥の会東京支部は、東京都に対して賛意を示す以下の意見書を提出しました。

意見書

世田谷区鳥獣保護区の更新について

1 賛    (←(注)賛否の区別) 

2 意見及び理由

東京都23区内に数少ない貴重な鳥獣保護区を更新することは、東京都ばかりでなく、日本の生物多様性の保全にとって、大きな意味を持っています。特に、当地は、急速に都市化の進んだ東京にあって、残された緑地面積が大きく、渡り鳥などの鳥類の多くが高度に利用しており、その存在価値は、極めて高いと評価します。

平成21年8月11日

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